大竹啓裕 ストックビジネスの教科書
大竹啓裕 ストックビジネスの教科書
個人的レビュー ★★★☆☆
ストックビジネスの基本の考え方が整理されている。
ストックビジネスを作らないといけないと焦っていたが、実際にどういうビジネスがストックビジネスと定義されるのかも正直よく分かってなかったと反省した。
「17のビジネスモデル」「8つの課金モデル」は整理されていてよかった。
うちの会社でいえば、
4、ASP型
8、フランチャイズ型
9、協会認定型
13、サービス型(非コンタクト)
あたりが事業内容との親和性が良さそうだ。
今一度、自社の棚卸しをしながら検討をすすめようと思う。
単純接触効果
いつか仕事を一緒にしたい、腕のいいデザイナーやカメラマンには
小さな仕事でも良いから依頼して、接触の機会を途切れないようにした方がいい
ストックビジネスの3ステップ
1、フロービジネスを作る
2、フロービジネスのストック科
3、ストックビジネスを作る
アプローチは2つある。
①コンテンツの「質」重視型アプローチ
②ビジネスモデル重視型アプローチ
コンサル、商品がポイントのビジネスは①から、サービスありきの場合は②から考えると良い。
大切なのは「需要超過」
「需要超過は最強のPR、であり、行列は最強の広告」
・コレから伸びる業界にだけターゲットを絞る。
・コンテンツの質を徹底的に高めて、人気を集め、商品の質によって需要を喚起する
リノベーションシートと収益シミュレーターは使える
無料ダウンロード可能な、上記2点のツールは使えそうである。
特に収益シミュレーターは、Excelシートながら、簡単に中長期の試算が
出来るの利用価値は高そうだ。
ストックビジネスの構造は簡単
(基準の)収益 × 「増加数」 × 「継続率」
何より大切なのは「チューニング」
ストックビジネスは経年劣化する。人間は「飽きる」
対策は、「辞めるきっかけを与えない事」
→①コンテンツの「質」を上昇させる。
②辞めさせない仕組みを張り巡らせる
・解約が面倒な仕組みを盛り込む
・定期的にプラスアルファを投入する
・コスト意識の転換(例:受付費→営業費)
増加数は増やすよりも「減らさない」ことに注力