大阪フリーランスマーケッターによる経営やマーケの話

広告会社や人材コンサルを転々してベンチャー役員を経て、フリーランスになった私の仕事のひらめきや悩み、憤りを書きます。#経営 #マーケティング #広告 #ベンチャー #WEB #採用 #広報 #ブックレビュー

転勤族のママさんに仕事をしてもらうネットワークを作ろうと思う

ゴールデンウィークに実家に帰ってきて、

高校の後輩に5年ぶりくらいに会った。

 

お互い結婚していて、彼女には2人のお子さんがいて、旦那さんの仕事の都合で転勤族だという。

 

実は前々職の会社が同じ(大きな会社なので一緒に働いたわけではないが)だったので、共通言語も多く、昔から優秀な事はよく知っているので、子育ての合間の時間など活用して今の自分の仕事の数%でも手伝ってくれたり、アイデアを出してくれたりしたらどんだけ、私にとってプラスなことか。

 

幸い、私自身場所にとらわれない(ネット環境さえよければ)仕事の仕方をしているので、パートナーがどこにいようともあんまり関係ないのでまずは小さな仕事から頼んでみようと思った。

 

<頼みたいこと>

・うちの会社が運営している情報サイトの投稿承認と更新(いわゆるサクラも含む)

・サイトのユーザーレビュー

・サイトの月一プレスリリースの作成・配信設定

 ※現状PRTIMESしか使えてないので他の媒体や手法も試したい。

・営業資料・セミナー資料作り

事業イデアのブレスト

・ゆくゆくはママさんワーカーのネットワーク化とその管理人

 

(育児中のママさんを活用した事業は何かやりたいと彼女も思っているので、一緒にやりたいな〜)

 

実は過去コンサルを頼んでいる知人がいたものの、なかなかお互い時間が合わせづらく、うまく稼動しなかったという反省がある。これを反省する形で、リモートワークの形を作る。

 

ルール案

・業務内容は定量で評価ができるものが前提。結果物がわかること。

・費用はアウトプット量に応じた設定をする。

 一日2時間(週10時間)の時間給+成果物など

・連絡方法は会社に合わせてもらう。じゃないと面倒。

・TELでの打ち合わせや、スカイプ会議は定期的に行い、仲間感を醸成したい。

 

この辺りで、連休明けに代表の承認をとって6月から稼動できるように準備したいと思う。

 

固く書いたけども、

結局昔から見知った仲間で仕事できるのは嬉しい。

なんとか早く儲かるようになって手伝ってくれるメンバーに還元できるようにしないとあかんな、と奮起してみた。

 

 

書評 バズ部 10倍売れるWebコピーライティング

マーケティングの勉強していて、結局どんなアプローチをしたところで

結局回り回ってくるのはTMPだなって思う今日この頃です。

・T ターゲティング

・M メッセージング

・P プロセッシング

リクルートにいた時、死ぬほど毎日1to1のスカウトオファーを書いていた時に

体得した感覚は、結局マーケティングの真理だったなとありがたく思うわけです。

当時は、毎日忙殺されて、結果出すことに必死で、大きな視点でものを見れてなかったけどww

 

下の本を読んで改めて感じました。

結局、採用スカウトも、商品設計も、ランディングページもプロモーションDMもすべて同じロジックの上にあって、それぞれの特性を理解した考え方は必要とはいえ、基本を押さえておけば、かなり汎用的に思考することは可能だと自信つきました。

 

この本はわかりやすいし、ぱらっと読むだけなら1時間ちょい集中すれば読めるので結構おすすめです。

 

中でも巻末にあったチェック項目は結構使えると思ったので書き出しておきます。

キャッチコピーのチェックポイント

  1. キャッチコピーのターゲットは曖昧になっていないか
  2. キャッチコピーは一番のベネフィットを強調しているか
  3. キャッチコピーは読み手の感情を揺さぶるか
  4. キャッチコピーに「簡便性」を追加できるか検討したか
  5. キャッチコピーに売り気を出していないか
  6. キャッチコピーとボディコピーのバランスは取れているか
  7. キャッチコピー後の”書き出し”で読者を引き込めているか
  8. キャッチコピー後の最初の3〜5行で、読み手は頭の中に将来を描けるか?

ボディコピーのチェックポイント

  1. 一貫して、商品の特徴ではなくベネフィットを伝えているか
  2. 読み手の欲求や恐れを刺激しているか
  3. 「私」を「あなた」に言い換えているか
  4. 1対1で話しかけているか
  5. 小見出しを効果的に使っているか
  6. 難しい言葉を簡単に言い換えているか
  7. 一つ一つの文章は短くまとまっているか
  8. 不必要な文章はないか
  9. あなたの商品の独特な点を表現できているか
  10. 曖昧なことをいっていないか
  11. 有効的で人間味のあるコピーになっているか
  12. 感情/熱意はこもっているか
  13. たとえ話を使っているか(2〜5個が適当)

クロージングコピーのチェックポイント

  1. あなたが素晴らしいオファーを提供する価値を話しているか
  2. 最低でも一つの特典を用意しているか
  3. 特典のベネフィットも伝えているか
  4. 希少性を演出しているか
  5. 補償を強調しているか
  6. 注文方法は簡単か
  7. お得感のある価格の提示方法をしているか
  8. CTA(コール・トゥ・アクション)の文言は適切か

追伸コピーのチェックポイント

  1. 最後に追伸を書いているか
  2. 商品を手に入れなかったらどうなるか話しているか

その他のチェックポイント

  1. あなたの情報をしっかり提示しているか
  2. 注文フォームは機能しているか
  3. 重要な部分を太字で強調しているか
  4. 文字のサイズは読みやすい大きさになっているか
  5. レターを声を出して読んでみたか
  6. 検証→分析→改善→検証のサイクルを確保しているか?

 

早速チェックシートに作り変えて、LPとDMのチェック項目にしようと思った。こんだけ網羅していれば、そりゃ、効果出るわ。こりゃ間違いない。

でも、なんだかんだここまで材料集めができなかったり、時間なかったりが現実なんだよな。いかに理想に近づけるかを努力しましょう。

 

 

 

 

 

前作よりも競争原理や組織論の内容が充実していてベンチャー企業経営者には刺さる気がする

岩崎夏海 もし高校野球の上司マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

評価★★★★☆

 

 

 

岩崎夏海氏の前作「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」よりも、ベンチャー企業家の人は刺さる内容だと思った。

 

私としてはドラッカー本やコリンズ、ポーターなど読んでいるので

新しい知識、というのは少なかったけれど、こうやってまとめてくれると

再認識を得られるという意味で非常に良かった。

 

前作の登場人物が再登場していたりと、ファンサービスも旺盛で

純粋なライトノベル的にも楽しんで読めたww

 

小霜和也 ここらで広告コピーの本当の話をします。

 

小霜和也 ここらで広告コピーの本当の話をします。

個人的レビュー★

 

ずっと読もうと思っていた本。読み出すとさすがに読みやすい構成、

言葉選びにググっと引き込まれ、一気に読んでしまった。

 

私は、現在は代理店でコピーライターをしている訳ではなく

事業会社のマーケ担当であるが、商品企画・サービス企画を考える上で

非常に参考になった。早速、自社のコーポレートメッセージと

サービスのタグラインを見直していきたいと思う。

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。

ここらで広告コピーの本当の話をします。

 

刺さった文脈を引用します。

”コピーライター/クリエイティブディレクターとは何をする人なのか。それは、商品をいじらずに、言葉を使って商品の価値を上げる人”

 

コピーライターの仕事とは

”モノとヒトの新しい関係を創ること”

”モノとヒトの関係を創る・改善する”

”企業や商品の価値を上げる”

”コピーライターが最も養わないといけない能力は「聞く能力」”

”理解した振りをするのか、「その意味を教えてください」と突っ込むのか、

そこで後のコピーライター人生が決まります。

 

広告コピーとは

”価値が最大かされるように商品を「定義付け」するもの。

商品の価値が最大化されるような「定義付け」に特化したものをタグライン

※この定義付けに特化したコピーをタグラインと呼ぶ。このタグラインはキャッチフレーズよりも遥かに重要なモノである。タグラインには戦略が詰め込まれているのでプロの知見が無いと書けません。タグラインには、妙な言葉遊びや工夫は不要。直球がいい。

コピーは企業の未来を決定づけるパワーが有ります。これが上手く機能したときの醍醐味は格別なものがあります。コピーライター冥利に尽きる瞬間です。

 

USPとタグライン

カテゴリーコピーは大喜利コピー以上にはなりえない。

商品との具体的な情報、競合との違い=”USP”と

その商品を買ってくれそうな”ターゲット”が揃わないと広告のコピーを書く事はできません。

 

広告コピーを書くために行うべき事は

1 競合を調べ、

2 商品のUSP(競合優位性/相対的な物)を見極め、

3 ターゲットを決め、

4 彼らの欲求や不満・不安に思いを馳せる。(ターゲットインサイト

 

※もし1週間あるなら、6日はこの作業に費やし、文字として書くのは最後の1日でいい。

※競合商品の強さが分かれば、その相対比較において担当商品の魅力もわかってきます。

※競合の候補になるのはシェア1位の商品、その時、勢いのある商品など。単純に同カテゴリー商品だけではなく、代替品も含めて検討する。

※USPとただの「特長」を混同しないこと。あくまで競合に対する優位性。

 

ターゲットインサイトは「見つけるもの」。決して作るものではない。

 

キャッチフレーズ

キャッチフレーズの4大要素

・ターゲットの利益

・新しさ

・好奇心

・シンプル&スピーディ

⇒ターゲットに「自分に関係ある話かも」と一瞬で感じてもらうこと。

 

ブランドとは

ブランドとは「気持ちいい記憶」である。

 

ブランドの強さを計る指標は3つある

・気持ちいい体験の蓄積度

・その人がその時感じている課題との関係の深さ

・ブランドロゴを目にする頻度(ブランドロゴは気持ちいい記憶を思い出させるトリガー)

 

☆申込者は何に金を払うか?

講座で学ぶ事に間違いは無いが、正確には「商品を使用する事によって期待されるストーリー」にお金を払う。

 

商品にくっついてくるストーリーが何よりも大事。

商品の購入は目的では有りません。目的は新しい自分。商品は使用によって得られるストーリーのための手段

生活者が求めるストーリーは、自分自身のストーリーだけでは有りません。他人のストーリーや商品の背景に流れるストーリーも求めます。

商品にとってはストーリーが大きな支えになります。

※新発売されて一時期ヒットしてもすぐに消えていく商品はストーリーの下支えがない場合が多いのです。

 

 

 

「踠き挑み足掻く!それこそが死と対峙する者の唯一の剣」(バスタード)

 

店頭広告が最終的な意思決定を促すフォワードである。

 

現代人は「聞いて聞いて星人」です。

「空気・音・広告」現代の都市生活者が避ける事が出来ない生活環境です。

 

 

CIとは

CIというのは、時代の変動の中で、企業がその先も生き残っていくために必要な事業コンセプト、活動領域、自分は何者であるべきかなどを再点検していく作業のことを言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入山章栄 ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

個人的レビュー ★

 ケース研究から導いた結論を分かりやすくまとめている。同著者の前作よりは腹落ちする内容が多かった気がする。2年前に読んだ時よりも経営寄りの頭になっているから、というのはあるかも知れませんが。

 中盤のダイバーシティの下りは現在興味薄だったので流し読み。

 

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

 

 

結論からいうと、4つの要素にしぼられる。

経営者、企業に求められるのは4つである。

 

クエスチョニング

現状に常に疑問を投げかける態度のこと。

「What if」もしこれを私がしたら(if)世の中はどうなるか(What)」

組織学習に重要な基本原理は「サーチ行動」

長い目で見れば成功確率を上げられるのは、「最初は失敗経験を積み重ねて、それから成功体験を重ねていくパターン」

 

オブザーヴィング

興味を持ったことを徹底的にしつこく観察する思考。

=知の探索

 

エクスペリメンティング

疑問・観察から「仮説をたてて実験する」思考パターン=知の進化

イデアネットワーキング

他社の知恵を活用する思考パターン。ebay創業者「自分がどう考えるか、ではなく、まずこの問いを誰と話すか」=トランザクティブメモリー(Who Knows what)

組織学習に興味が沸いた。ナレッジマネジメントとほぼ同義なのかな?と思った。少し調べてみよう。

 

 

<備忘>

コンピテンシートラップ

知の深化と、知の探索のバランスにおける陥りがちなトラップ。

企業組織は本質的に知の深化に偏る傾向がある。

既に利益の出ている分野を深める方が楽であるし、不確実性が高い他の領域について

探索することは徒労に終わる可能性もあるため、敬遠しがち。

しかし、「探索」よりにバランシングすることが「両利きの経営」である。

 

 

リアル・オプション理論

不確実性が非常に高い事業環境下では何らかの手段で投資の「柔軟性」を高めれば、事業環境の下ぶれリスクを押さえつつ、上ぶれのチャンスを逃さないという発想。

 

 

↓前作。

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

 

 

 

 

大竹啓裕 ストックビジネスの教科書

大竹啓裕 ストックビジネスの教科書

個人的レビュー ★★★☆☆

ストックビジネスの基本の考え方が整理されている。

ストックビジネスを作らないといけないと焦っていたが、実際にどういうビジネスがストックビジネスと定義されるのかも正直よく分かってなかったと反省した。

 

ストックビジネスの教科書

ストックビジネスの教科書

 

 

「17のビジネスモデル」「8つの課金モデル」は整理されていてよかった。

うちの会社でいえば、

4、ASP

8、フランチャイズ

9、協会認定型

13、サービス型(非コンタクト)

あたりが事業内容との親和性が良さそうだ。

今一度、自社の棚卸しをしながら検討をすすめようと思う。

 

単純接触効果

いつか仕事を一緒にしたい、腕のいいデザイナーやカメラマンには

小さな仕事でも良いから依頼して、接触の機会を途切れないようにした方がいい

 

ストックビジネスの3ステップ

1、フロービジネスを作る

2、フロービジネスのストック科

3、ストックビジネスを作る

 

アプローチは2つある。

①コンテンツの「質」重視型アプローチ

②ビジネスモデル重視型アプローチ

コンサル、商品がポイントのビジネスは①から、サービスありきの場合は②から考えると良い。

 

大切なのは「需要超過」

「需要超過は最強のPR、であり、行列は最強の広告」

・コレから伸びる業界にだけターゲットを絞る。

・コンテンツの質を徹底的に高めて、人気を集め、商品の質によって需要を喚起する

 

リノベーションシートと収益シミュレーターは使える

無料ダウンロード可能な、上記2点のツールは使えそうである。

特に収益シミュレーターは、Excelシートながら、簡単に中長期の試算が

出来るの利用価値は高そうだ。

 

ストックビジネスの構造は簡単

(基準の)収益 × 「増加数」 × 「継続率」

 

何より大切なのは「チューニング」

ストックビジネス経年劣化する。人間は「飽きる

対策は、「辞めるきっかけを与えない事」

→①コンテンツの「質」を上昇させる。

 ②辞めさせない仕組みを張り巡らせる

  ・解約が面倒な仕組みを盛り込む

  ・定期的にプラスアルファを投入する

  ・コスト意識の転換(例:受付費→営業費)

 

増加数は増やすよりも「減らさない」ことに注力

 

                

 

 

 

 

ど田舎でネット環境を構築するために考えたこと。

今週のお題「年末年始の風景」

 

帰省してビビった

俺の地元は、かろうじてJRの特急がとまる駅があるし、

高速のインターもあるので、田舎の中ではまだマシな方だと思うけど、

いわゆる田舎。

 

そして、実家は市の中心部から外れているので、

夏には蛍が舞い、冬には町中の倍は雪が積もるような山の中。

周りは山と棚田。猿の目撃も多いww

 

ご想像に難くないとおり、実家にいるとネット環境が悪い。ものすごく。

会社で契約している携帯とあわせてiPhone2台(6plusと6s)とiPadAir2、

MacBookAirを持って帰ってきたが、

残念ながら、ほぼ実家にいる時は、オフライン端末化。

 

iPhoneは3G状態に陥っているし(自動で切り替わるの知らなかった…)、

Wi-Fiなんてもちろん設備があるわけもないので、

MaciPadを頑張ってテザリングで繋いでみたけど、案の定、

速攻でiPhoneのデータ通信量制限を食らった。。

 

普段の俺は電磁波大丈夫かな?ってくらいデジタルデバイスに囲まれて幸せに

過ごしているのでこの環境は、手足をもがれたようなもの。

 

ど田舎の実家でネット環境を良くする対策を考えた。

1、テザリングで耐える→一晩で通信料制限食らった…

2、モバイルWi-Fi購入→実家の電波環境で使える気がしない…

3、LAN環境を作る→工事が必要で結構金かかりそう…

4、家で快適ネット生活は諦める

 

LAN環境があるの部屋が母屋から離れている親父の部屋(蔵を改造している)しかないので、そこから無線LAN飛ばすのも無理があるし(蔵の壁が厚い上に、結構な距離がある)自分が不便だからとLANの工事をしろ、というのも親父からしたら無駄な話。

 

他の家族がネット環境どうしてるのか、気になり、きいてみたら、

ほぼメールかLINEしかしないから不便を感じていないという。。

弟に至っては、仕事と遊びで外にいることが多いから、

実家で寝る以外の執着がないようだ。

 

こりゃダメだ。賛同は望み薄。

実家にネット環境構築するのは相当難しそうだ。

 

家で快適ネット生活は諦めた

そんなこんなで耐えられなくなって

車で10分くらいはしったところにあるコメダ珈琲にまで

出張った。その話は、また次回に。